雨が降っている日に思い出すこと。
その昔、傘を盗まれかけました。
四谷三丁目のampmで。
その時の傘は鮮やかな黄色で、曇り空に映える、
とてもお気に入りの傘でした。
某所に向かう途中、コンビニに寄ったのです。
雨の為、さしていた傘は濡れているので、
入り口の傘立てに入れておきました。常識人ですから。
その時店内には私の他に客はいなかったようで、
傘立てにあった傘は、私の黄色い傘のみでした。
買うものを選びレジで会計をしていると、
むかって左が店の入り口だったのですが、
ふと目の端に、黄色い何かが動いたような気がしました。
!?
振り返ってみると、あったはずの傘がありませんでした。
けっこうな雨が降っていたのです。
「待てぇーーーーーーーーい!!(怒)」
気分はすっかり岡引。
完璧頭に血が上りましたね。
慌てて会計を済まし店を飛び出すと、たくさんの傘の向こうに、
ゆっくりと遠ざかっていく、派手な黄色い傘が見えました。
すっごい目立つの…(T_T)
あれをいつも使ってたのかーなんてちょっと
自分のことながら引いてみたりもしてね。
しかしこんな時に限って人も多くて、黄色に辿り着くまで
けっこうな時間がかかりました。途中もちろんずぶ濡れですよ。
傘って、骨の先っちょの尖った部分が目に入りそうで恐いですよね。
それもあって、あまりスピードも出せなかったのでした。
やっとのことで辿り着いて、
「あの、その傘…」
と言いかけると、びっくりした顔で振り返ったその人は、
皆まで言う前に、すっと傘を返してくれました。
泥棒は、いたって普通のお姉さんでした。
頭に血の上った私は、あっさり返してくれたことも手伝ってか、
何がなんだかよくわからなくなり、なぜか「どうも」とお礼を言って、
雨の中、取り返した傘をさして、目的の場所へと急いだのでした…。
この出来事で学んだこと。
目立つ傘でも、盗む人は盗む!!
これを悟り、それ以来私は、盗まれてもそこまで悲しくない、
ビニール傘愛好家へと転身したのです。
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